ロシアの昔話として有名な絵本には「おおきなかぶ」がありますが、「おだんごぱん」をご存知ですか?
私は学生時代に初めて知り「子供のうちに読みたかったと思った絵本のひとつです。
この記事では絵本「おだんごぱん」をご紹介していきます。
「おだんごぱん」はロシアの昔話をもとにした絵本です
おだんごぱんをロシア語ではКолобок
「コロボク」「コロボック」「カラボック」と言います。
1966年に瀬田貞二さんの訳、脇田和さんの絵で福音館書店より出版されたロングセラーです。
絵は全体的に茶色っぽく、古風な感じで落ち着いています。
カラフルな絵本と違って地味な印象を受けますが、物語にリズム感があるので、子供たちには大ウケ!飽きさせません。
「まるい」「ぱん」として浮かぶのは大人気のアンパンマンですが、おだんごぱんはアンパンマンとは違って少し傲慢な感じです(笑)
どのようなストーリーなのか、少しお話していきます。
ストーリーから学ぶ教訓とは?リズミカルな歌が特徴
おばあさんがおじいさんのために作った「おだんごぱん」は、窓辺で冷やされている間にコロコロと転がって逃げ出します。
おだんごぱんはウサギ、オオカミ、クマに遭遇して食べられそうになりますが、歌をうたって上手に逃げ抜きます。
「ぼくは天下のおだんごぱん♪おじいさんからもおばあさんからも逃げ出したのさ♪おまえなんかにつかまるかいっ♪」
動物たちに遭遇して逃げるたびに、何度も歌うこのフレーズが頭の中に残るります。
得意げになっていたおだんごぱん⋯その後はなんとも衝撃的なラストを飾ります。
「勝手に家から逃げ出すと、怖い目に合うよ」
というちょっと怖い教訓があるお話です。
毎回出てくる歌のフレーズに節をつけて歌うようにすると、子供たちもいっしょに歌って喜ぶ絵本です。
おだんごぱんの詳細【作品情報】対象年齢
カテゴリ | 絵本(ロシアの昔話) |
---|---|
読んであげるなら | 4才から |
自分で読むなら | 小学低学年から |
訳 | 瀬田 貞二 |
絵 | 脇田 和 |
定価 | 本体1,200円+税 |
ページ数 | 24ページ |
サイズ | 31×22cm |
初版年月日 | 1966年5月1日 |
出版社 | 福音館書店 |
おだんごぱんはロシアだけでなくヨーロッパに古くから伝わる民話です
おだんごぱんはロシアの昔話とされていますが、実はロシアだけでなく、ヨーロッパに古くから伝わる民話だそうです。
他にも様々な作家の手により、絵本化されています。
いろんなタイプのおだんごぱん。
もはやパンではなくパンケーキになっていたとは現代的ですね。
絵本「おだんごぱん」の魅力まとめ 劇あそびにも最適!
私が感じたおだんごぱんの魅力
- リズミカルに読み聞かせができて楽しい
- 何度も同じフレーズが出てきて虜になる
- 動物から逃げ回るところが子供にウケる
- 最後にドキドキ感があって夢中になる
- ちゃんとした教訓がある
まだ読んだことのない方、お子さんをお持ちのママさんパパさんいは是非知ってほしい本です。
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