いつも周囲の顔色が気になる、どう思われているのか不安になる、気がつきすぎて疲れる、学校や職場などの組織に属するのが息苦しい⋯。
該当するものがあれば、実はあなたはHSPかもしれません。
- HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは?
- HSPの特徴
- うつ病との違い
- HSPの向き合い方
- HSPがよく分かるおすすめの本
目次
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは⋯?
あなたは、生きづらいと思ったことがありますか?
- 他人が何を考えているのか気にしてしまう
- 些細なことでも敏感に反応してしまう
- 感受性が豊かで涙もろく、共感しやすい など
私はこの人生、生きづらさしか感じていませんでした。
人に相談すると、
「気にしすぎだよ」「誰もそんなこと思ってないよ」「なんでそんなに考えてるの?」「疲れそうだね」
なんて、いつも言われてきました。
自分はなんか、他の人と違う。普通じゃないと思う。
そう思っていた時、ある気質を知りました。
それが、HSP「Highly Sensitive Person)(ハイリー・センシティブ・パーソン)」です。
HSPとは、生まれつき感受性が強く、ひといちばい繊細で敏感な人のことです。病気や障害ではなく、「人の気質」を表す名称です。
人口の約20%(5人に1人)の人がHSPだと言われています。
こうした気質を持つ人は、日常生活の中で気疲れしやすく、生きづらいと感じている方が多いです。
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HSPの生まれつきの特徴~敏感すぎて傷つきやすく、疲れやすい~
HSPには、生まれつき持っているいくつかの特徴があります。
特徴①考え方が複雑で、深く情報を処理する
お世辞や愛想笑いをすぐに見抜いてしまい、場の空気もすぐに読み取ることができます。
いつも深く考えてしまうので、物事を始めるのに時間がかかることもあります。
特徴②刺激に敏感で疲れやすい
繊細なので人混みや大きな音、強い光が苦手です。
人との時間は楽しめることができても、家に帰ると疲れていることがほとんどなので、1人で居ることが1番楽だと思うことがあります。
人に言われた些細な一言に傷つきやすいです。
特徴③人の気持ちに共感しやすく、涙もろい
すぐに人の気持ちになって考えるので、感情移入しやすく涙もろいです。
感情が伝染してきやすいので、他人が怒られているとまるで自分が怒られているかのようにつらい気持ちになり、引きずります。
ちょっとした仕草や表情から、相手の気持ちを読み取ることができます。
HSPは常に周りにアンテナを張っている状態にあります。
相手の気持ちに深く共感したり、場の空気も敏感に感じ取りすぎてしまうので、人と居るとすごく疲れてしまいます。
日本人は国民性から、外国人に比べてHSPの割合が高いと言われています。
HSPは病気ではありません。うつ病と併発しやすいので注意が必要です!

HSPは繊細さや敏感さを生まれ持った「気質」です。
先天的な(人が生まれながらにして持った)心の特徴なので、性格と違って後天的に変えることができません。
また、HSPは気質であり、うつ病ではありません。
HSPとうつ病は「疲れやすい」、「気分が落ち込む」、「自信が持てない」などの特徴が似ているので混同されやすいです。
大きな違いとしては、うつ病には自殺願望が加わることです。(併発する場合もあります)
うつ病は後天的に発症するので、「不調な症状が出る前の状態」があります。
例えば、「会社員になる前までは好奇心にあふれ元気だったのに、会社に勤めてからは何事にも興味や関心が持てず、毎日憂鬱な状態が続いている」など。
HSP | 先天的な気質 | 薬は不要 |
うつ病 | 後天的な病気 | 薬が有効 |
不調な症状が、先天的なものか後天的なものかで、HSPなのかうつ病なのかを見分けることができます。
うつ病を併発する場合⋯生きづらいのは自分が弱い人間だからと思い込み、自分を責めてしますことで、睡眠障害やパニック障害を起こすこともあります。
HSPは繊細な気質がゆえにうつ病になりやすい傾向があるので、少しでもうつ病かもしれないと感じたら、医療機関に受診しましょう。
HSPとの向き合い方 特徴を長所として生かす
私はこの世の中にHSPという気質が存在していて、自分がHSPだということが分かってから、少し気持ちが楽になりました。
なぜなら、HSPだということを認識することで、この人生に納得が出来たからです。
また、自分と同じ人が他にもいると知ったことは大きな収穫になりました。
そう思うことで、無理せず向き合おうという気持ちになりました。
本当に生きづらくて、辛いことが多いですが、ただ生きづらいだけではなく、HSPには魅力もあることを知りました。
HSPの私が思う、HSPの魅力
- 共感力が高いので、良い影響を人よりも多く受けられる。映画や本、空想の世界へも没頭できる。
- 人の様子をいつも気にしているおかげで、気配りが上手くできる。様子がいつもと違う人を気にかけることが出来る。
- 感受性が豊かなので、人一倍音楽や芸術に浸り、感動できる。
生きづらさを少しでも改善するためのコツを書き出してみました。
- HSPだということを認め、決して自己否定しないようにする
- 人に理解を求めない。人は人、自分は自分と思うようにする
- 1人の時間をできるだけ作るようにする
- 感情が伝染してくるので、ネガティブな人との付き合いは避ける
- 苦手な状況や環境で耐えようとせず、離れる勇気を持つようにする
- こんなことをいちいち気にしているのは自分だけだと思うようにする
そう思いますよね。楽観的になれず、深く考えてしまうのがHSPの気質なのです。
上記のヒントを念頭に置くのが難しい場合は、5人に1人自分と同じ気質の人がいる!そして、自分のことだけは否定しないということだけでも、覚えておいて欲しいと思います。
HSPが良く分かるおすすめの本
最後に、HSPに関するおすすめの本を紹介しておきます。
生きづらい自分を大切にする良いアドバイスが見つかると思います!
- 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
- 鈍感な世界に生きる 敏感な人たち
- 生きづらいHSPのための、自己肯定感を育てるレッスン
- HSP! 自分のトリセツ 共感しすぎて日が暮れて
- 敏感すぎて生きづらい人の こころがラクになる方法
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